第17話初心

健太郎は、初心に戻って純文学を書き始めた。少しラブコメ要素を加えて。


「先生。さすがです。」


と里穂が唸った。


健太郎の小説はベストセラーになり漫画化、映画化した。しかし、健太郎は納得していなかった。億単位の金を貰っても今のアパートから出ようとはしなかった。里穂が


「たまには、息抜きも必要です。」


と言ってまた台湾弾丸ツアーに連れて行かれた。


弾丸ツアーから帰って来ると由香から妊娠したと告げられた。里穂は大喜びで家と別荘を用意してくれた。


「大先生、パパですね。」


と里穂が由香のお腹触って言った。


健太郎と由香は、籍を入れた。


健太郎の作風も前は尖っていたが丸みを帯びた。健太郎は、正真正銘の作家になったのである。子供は女の子が生まれた。名前を百合にした。百合は幼い頃から良く絵本が大好きだった。


「パパって作家なの?」


と小学生に上がると聞いてきた。


「そうだよ。」


と百合に答えると


「わたし、将来、絵本作家になる。」


と言ってきた。


中学生になると良く絵と小説の勉強をし始めた。

高校生で百合は絵本作家デビューした。


しかし、百合にとんでもない事が起きた。


妊娠したのだ。

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