　人間プレイヤーのアリスは、手先の器用さを活かしてダンジョンの罠を解除しながら進んでいた。彼女の目標は、世界樹迷宮の最深部に眠ると言われる伝説の宝を手に入れることだ。

「ここも罠だらけね。でも、これくらいなら簡単に解除できるわ」とアリスは小さな笑みを浮かべながら、巧みに罠を解除していく。

　獣人プレイヤーのレオは、その優れた身体能力を駆使して敵を次々と倒していく。彼の嗅覚は、危険を察知するための重要な武器だ。

「アリス、前方に敵の気配がする。気をつけて」とレオが警告する。

「ありがとう、レオ。あなたの嗅覚にはいつも助けられてるわ」とアリスは感謝の意を示す。

　魔族プレイヤーのカインは、魔法の力を使って仲間をサポートしながら進む。彼の感情の機微に敏感な能力は、仲間の心の動きを読み取るのに役立っていた。

「アリス、レオ、焦らないで。冷静に対処すれば大丈夫だ」とカインが優しく声をかける。

「カイン、あなたの冷静さには本当に助けられるわ。ありがとう」とアリスが応じる。

「さあ、みんな。伝説の宝はもうすぐだ。気を引き締めていこう」とレオが意気込む。

「ええ、私たちならきっと手に入れられるわ」とアリスが力強く答える。

「その通りだ。共に進もう」とカインが微笑む。

　この三人は、ゲームを通して知り合った赤の他人である。そのおかげか、三人はそれぞれのキャラクターに限りなくなりきれていた。

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