波という限界の白と青

第49話 新しい会長

中学3年の夏休みが終わり、会長選挙の準備が進む中、白水さんと青波さんは最後の生徒会活動に臨んでいました。新しい会長候補たちのスピーチを聞きながら、二人は自分たちの役割を振り返ります。

選挙の日、体育館は緊張感に包まれ、各クラスからの候補者たちが壇上に立ちます。白水さんは、今までの経験を基に新しい会長に向けてアドバイスをすることを決意します。青波さんも、自身のリーダーシップの成長を感じつつ、新たなメンバーたちに期待を寄せていました。

選挙が終わり、新会長が決まった瞬間、白水さんと青波さんは互いに微笑み合います。引き継ぎ式では、白水さんが新会長に「自分のペースで大丈夫だから、頑張ってください」と声をかけます。青波さんも「リーダーとしての役割を楽しんでね。何かあればいつでも相談して」と温かい言葉を添えました。

式が終わり、3年生としての活動を振り返る白水さんは、少しの後悔とともに充実感を感じていました。「アイデアをもっと出せればよかった」と思いつつも、自分の役割を果たせたことに満足しています。

青波さんは、これからの高校生活でもリーダーシップを発揮できる自信を持ちつつ、新たな挑戦に心を躍らせています。二人はこれまでの絆を大切にしながら、それぞれの未来に向かって進んでいく決意を固めました。