参観日

授業参観。僕は死ぬほどこの日が嫌いだった。


今回こそはいけるんじゃないかって毎回勘違いして、でもやっぱり2時間目くらいで耐えられなくなって吐きそうになって、授業が終わった後トイレに駆け込んで、皆に気づかれないように静かに胃の中のものを出すんだ。


みいちゃんのお母さんが、嫌なんです。あの人が来るから嫌なの。

みいちゃんのことは嫌いじゃないけどみいちゃんのお母さんはやっぱり無理だ。


だって。


あの人、僕のお母さんを食べたんです。


僕見ました。みいちゃんのお母さんが僕のお母さ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



ごちそうさまでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る