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  • 第1話:「来客」への応援コメント

    批評・感想企画を拝見し読ませて頂きました。
    ボーイミーツガール的な物語のスタートに、主人公が主人がどこかに行ってしまった人形という設定は面白そうだなと思います。

    さて批評と言うことで、個人的に残念だと思ったのは「描写と会話が足りておらず、話が飛躍している」あるいは矛盾しているという部分です。以下は個人的な感想です。ご笑納ください。

    まず主人公ですが、冒頭に「急に意識がはっきりする」とありますが、その後も気が付いたらドアの前にいたり、気が付いたらオムレツを作り始めていたりしています。
    主人公が何者なのか、という謎を提示したいのかと思いましたが、違和感の方が目立って集中できませんでした。
    主人公が何者なのかという謎は確かに一つのフックになるのですが、ボーイミーツガールとして出だしから主人公に読み手の心情とかけ離れる要素があると、出会ったヒロインに注目が行かなくなったり、文章全体が何となくわかりにくい印象で終わってしまいます。
    主人公に秘密がある場合はまず普通と見せかけ、ヒロインと出会い、意外な普通でない一面が見せられる方が効果的だと思います。

    ちなみにヒロインの一人称がアタシだったり私だったり我が名だったりするのは何か狙いがあってのことでしょうか?主人公にたいしてヒロインのキャラクターがふわふわになっていませんか?
    ヒロインの台詞が名乗りの後、急に跪けと続きますがちょっと流れが飛んでいるように感じますね。
    主人公の一人称で全てが書かれている以上、逆に主人公が今どんな姿でどんな表情をしているかは他のキャラクターが発言しないと読み手には伝わりません。
    主人公の反応がモノローグだけなのにヒロインが怒りだしたので、心の底から怒っているというよりもストーリーの都合で怒りだしたように見えてしまっています。

    一人称で物語を書くとしても、カメラ的な目線で場面の絵を考えて、その絵を説明する為に必要なものを補うともっと自然に、読みやすい小説になるかと思います。

    長文で失礼いたしました。頑張ってください。

    作者からの返信

    丁寧な批評、ありがとうございます。

    「言われてみればそうじゃないか」といったことばかりで驚きました。書いている間は普通に見えてしまうのが恐ろしいですね...

    姿と表情を別キャラに言及させないといけない事に関しては特に盲点でした。

    一人称のブレや急な怒りについては理由はあるのですが、伝わってなさそうなので表現を見直してみます。

    早い段階で指摘してもらえて助かりました。すぐに編集してこれから先はもっと考えて書こうと思います。