異世界ファンタジー

偏差値30の老人、転生して偏差値200の子供になる。天才すぎて、命を狙われる件

プロット・設定


・主人公は老人、ブサイク、偏差値30、運動音痴。


・転生すると、全てのパラメーターが逆転した世界だった。つまり、子供で偏差値200、イケメン、運動神経抜群。



 下記は私が書いたプロローグです。あくまで参考としてください。完全に変えてもOKです。


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 わしは86才の老人じゃ。身寄りはなく、マンションで孤独だ。おそらく、わしが死んでも誰も気が付かないだろう。それでも、いいのだ。



 わしは頭は良くないが、いまから老衰死するのだけは分かる。さすがに、そこまでバカではない。偏差値が30であっても。



 ああ、三途の川が見えてきた。どうやら、これでわしの人生は終わるらしい。走馬灯で思い出すことは最悪な思い出ばかりじゃ。ブサイクでいじめられた日。テストで赤点をとって叱られた日。思い出すのはもうやめじゃ。



 わしを眩しい光が包み込む。すると、目の前に広がっていたのは、広大な草原だった。



 草原? 天国にも草原があるのか。そんな話、聞いたことはないぞ。ああ、当たり前か。死人が死後の世界を語ることはできないのだから。



「アラン、よそ見は禁物だぜ! もらった!」



 なんと、目の前の青年が木刀を振り下ろしくるではないか! あ、また死ぬんだ。



 と、思っていたが、いつのまにか青年は草原の上に倒れていた。何が起きた? しばらくすると、自分が木刀を持っていることに気づく。え、もしかして、わしが青年をぶっ倒したのか!? 運動音痴のわしが? ひとまず、目の前の青年を助けねばならない。肩を貸して、近くにあった大木まで歩く。



「アランはいいよな、強くて。お前が強すぎるせいで、俺は10才の子供に負けるピエロになっちまう」



 アラン? 誰それ。あたりを見回しても、他に人は見当たらない。もしかして、わしのこと? わし、外国人になったの?



「あの、すまんがここはどこじゃ?」



「アラン、お前どうしたんだ? ここはライラ村。それにしても、お前、老人みたいな喋り方するなんて、頭がどうにかなっちまったのか? 偏差値200だろ?」



 わしはアランで、偏差値は200。なるほど。わしは超天才になったわけじゃ! って、老人みたいな喋り方? わし、老人なんだけど。



「ひとまず、模擬戦はお前の勝ちだ。川で汗を流そうぜ」



 青年の提案のまま川に向かう。さて、まずは顔を洗って……。そこにいたのは、イケメンとしか言いようのない容姿端麗な子供だった。まるで、昔の自分とは正反対だ。こんな顔なら、同級生にいじめられることはなかっただろうに。



 って、これ、わしの顔じゃん! どうなってるの? そうか、青年の言葉通りなら、わしは10才の子供。そうか、ここは全てが逆転した世界なのか。お、頭が冴え渡っているぞ。それもそうか、偏差値も逆転したのなら、それも当たり前かもしれない。それなら、運動音痴でないのも説明がつく。ひゃっほう、前世でバカでよかった!

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