第54話

次の日…

起きると夕方だった


『やっべ寝坊!あと30分じゃん』


鏡の前で少し長めのえりあしにワックスをつけてセットする


そしてバイクで待ち合わせ場所の駅の近くのバイク置場まで向かった



『遅刻だぁ』


バイク置場につきヘルメットをしまって鍵を抜いて歩きだそうとした時…





チャリーン…




成也は持っていた鍵を落としてしまった






『美波…』



成也の視線の先には



知らない男と幸せそうに歩いている美波の姿…



スカートなんかはいて…

化粧もばっちり決めて


まるで女の子だ




俺の時はいつもスウェットかジャージでスッピンで…女っ気なんかなかったくせに…




成也は歩いていく美波をしばらく見つめていた

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