第71話

それを聞くと

成也は優しい目をして晴奈の頭を撫でた…









「お前には俺がついてるからな」




最後にニコッと笑うと原付にまたがり帰っていった



晴奈は部屋に入ると枕をぎゅっと抱き締めた


『はぁ~…☆』

思わず幸せのため息




左手を見る…



骨でも折れたようにグルグルと巻かれてる


おもわず笑ってしまう



コンコンッ


『はぁ~い☆』



「なにやたら機嫌いいじゃない?って何その腕?!」



いわれると思った…



『ちょっとひねっただけだよ!』



「ならいいけど…ご飯できたから」


そう言ってお母さんはご飯を晴奈の部屋に運んできた



『ありがとう~』


晴奈が夜遊ぶようになってから晴奈は親とご飯はいつも別々に食べていた


夜遊びだしてから喧嘩が絶えずいつもギクシャクとしていたのもあるが丁度

“反抗期”って所だったのだろう

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