第16話
今日はばっちり5時半起き♪
7時には家を出なければならない晴奈にとってこの時間に起きなければ用意が間に合わない
『入学式最悪だったから今日はばっちりキメていくもんね~!』
コテをあたためている間に化粧をする
チャララ~
こんな時間に
誰だろ…
ピッ
「晴奈?ごめん別れて」
晴奈の彼氏からだった
彼氏はサッカー部で朝が早かった
朝からうるさいなぁ‥
『いいよ~じゃあね!』
この彼氏にはまったくと言っていい程恋愛感情がなかったため晴奈は泣きもせず全然余裕だった
正直、“愛してるよ”
晴奈はただその言葉がほしかっただけ
言ってくれるなら相手は誰だっていい
誰かが晴奈を必要としてくれている…
それが常に晴奈の心の支えだった
あと、何となく…
彼氏がいない事が恥ずかしい事…
なんて考えがあったのかもしれない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます