いはばしる
第3話
…やっぱり、すっごい格好いい。
斜め前の席の彼を見ながら、はあ、と感嘆の息を吐く。
高校1年から2年に進級し、新しいクラスになってから1ヶ月と少し。
この有名進学校の文系クラスには、所謂エースがいる。
進学校だから、あまり外見に拘らずに勉強ばかりしている人たちも多い。
その中で、飾らない自然体でも洗練された容姿の彼。
『容姿端麗』どころじゃない。『超端麗』。
それだけではなく、頭脳明晰。この進学校の文系クラスで、トップの成績だっていうのは周知の事実。
他の学校の文系トップではなく、この有名進学校で文系クラスのトップをとるということ。
それはつまり、全国でもかなりの上位であるということを意味している。
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