メセタの言葉に俺は、少し照れくさくなりながらも笑って応える。

「ありがとう、メセタ。こちらこそ、これからもよろしくな」

メセタは、満足そうに尻尾をふりふりしながら頷いてくれた。彼女との時間は、まるで静かに流れる温かい風のような穏やかさを感じさせる。

食べ終わった皿を片付けて、少し休憩を取ることにした。テーブルの片隅に置いてあったジュースの瓶を手に取り、俺も一杯飲む。

「そういえば、メセタ。今日はこの後、何かやりたいことあるか？」

「うーん……」と考え込んでいたメセタは、突然目を輝かせて提案してきた。

「我が君！畑で取れた野菜たちを使って、次はサラダとか作りませんか？きっとすごく新鮮で美味しいサラダが作れるはず！」

「サラダか……それもいいな。畑にもう一度行ってみるか」

二人で外に出ると、朝に作った畑にはすでに立派な野菜たちが育っていた。トマトやキュウリ、大根などが瑞々しく並んでいる。

「うわ、すごいな……やっぱり俺の願いは、思った通りの成果が出るみたいだな」

「本当に驚きです！これで我が君と作るサラダ、ますます楽しみですぞ！」

さっそく俺たちは、必要な分だけ野菜を収穫し、家に戻ってサラダを作る準備を始めた。まずは収穫した野菜をしっかり洗って、キュウリやトマト、大根などを丁寧にカットしていく。

「こうして切っていくと、本当に新鮮だって分かるな……」

切った野菜をボウルに入れ、ドレッシングを作るためにオリーブオイルとビネガー、塩、胡椒、そして少しの砂糖を混ぜ合わせる。

「さあ、メセタ。できたぞ、新鮮サラダだ」

テーブルに盛り付けたサラダを置くと、メセタは嬉しそうに鼻をひくひくさせながらサラダを見つめていた。

「これが新鮮な野菜サラダ……！お野菜が輝いています！」

「さ、早速食べてみよう」

メセタと俺は、できたてのサラダを一緒に楽しんだ。野菜のシャキシャキとした食感に、手作りドレッシングの爽やかな酸味が加わり、とても美味しかった。

「うーん……これも美味しい！新鮮な野菜だから、より一層味が引き立ってる感じがするな」

「本当に！我が君、野菜ってこんなに美味しかったんですね……」メセタも満足そうにサラダを口に運んでいた。

「これならまた畑でいろいろ作ってみたくなるな」

俺たちは畑の野菜たちに感謝しながら、のんびりとした午後の時間を過ごしていた。

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