【カクヨムコンテスト10【短編】】(4)

ヒストリカル、Historical。意味は「歴史の、歴史的」。

今回のオーダーについては「恋愛要素ありの西洋風異世界ファンタジーの重め歴史ロマンス」

みたいな感じで捉えてます。



女性向けライトノベル、ライト文芸で恋愛要素もある西洋風の重めヒストリカルについて考えてみる。


古いやつだと、「流血女神伝」「龍と魔法使い」が真っ先に浮かびました。

「デルフィニア戦記」はちょっと違うか……。


ここ数年だと「廃墟シリーズ」「リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音」ってやつが結構視界に入ってきている気がしている。レーベルをチェックしているせいかもしれんが。

「聖女ヴィクトリアの考察」は普通の角川文庫でしたかね。

一部中身知らないで言ってるけど。


ライト、西洋でくくらなければ、ここ数年、重めのファンタジー作品がヒットを飛ばしているのが目立っている気はしています。

私の好みも多分に含まれているので偏ってはいるでしょうけども。

「レーエンデ国物語」

「龍ノ国幻想」

「八咫烏シリーズ」

この辺りは書店でもスペースをとって展開されていることも多く、各出版社で力を入れて売り出そうとしている感じがしています。

ちなみに上から講談社、新潮、文春。


さすがにネクストからここに続こうとは考えていないかもしれないけど、この流れを汲みたいのかな、という気がちょっとしている。

特にレーエンデはとうとう本屋大賞にノミネートされていたし。まさかの異世界ファンタジーが。


わかる。

今行きたいよね、重めのファンタジー。


女性向けのライトノベルとかライト文芸ならあえて恋愛要素を排斥する必要もないしね。政略婚や婚約その他諸々、最早ロマンスの温床と言えましょう。

そして元々女性向けと親和性の高い西洋風で、あえて「重め」の指定に何かを感じませんか。

私は感じたい。



っていう理屈をこね回したが、まああれだ。

ストレートに私が大好きなんです。もうそういうのが好きなの。ドストライクだよ。責務と情の間でハートをすり潰されてなんぼ、みたいな。


頼まれなくてもそういうの書こうとしてたところに、まさかのそういうオーダーがきた、みたいな。

需要と供給が完全に一致。


ありがとう! ありがとうカクヨム!


誰に憚ることなく、一切の躊躇なく、革命に勤しみ王の頸を刎ね国を滅ぼしましょう!



滅びゆく定めの国の後継ぎと、その幼馴染とか恋人で革命軍所属の人がいたらいいですね。

革命側に何か許したくない出来事があって、憎んでいるけど憎み切れない、みたいな。愛憎がすごいのよ。ここは定番で親兄弟殺されましょうか。


そんでそれを受け止める王族側の悲哀みたいなものがあって欲しい。悲哀と慈愛と責務でぐちゃぐちゃになって欲しいですね!


でも待って。

こういう時の王族の双子っておいしくない……?

滅びゆく国で王とは何かを問うのよ。(いつもそんなこと言ってる)

敵と味方に分かれてさ……!

ある種の定番だが、定番が定番なのはどれだけ噛んでも味がするほど美味しいからなんですよ!(ふんす)


男女の双子、女の方を託される従者がいたりとかしてもいいね。うん、いいね。最高だね。

男の双子と従者が互いに互いを嫌っているとなお良い。嫌っているのにその能力と責任感は買っているのよ。

……ぐふっ(刺さった)


ずっと守られてきたお姫様が一人だけ生き残って、失意の中でもがいて立ち上がるお話ですよ。


相手役は従者で主従ロマンスだけど、死んだ双子の兄の存在がでかすぎて全然恋愛できないとか、そういうの。

両片思いでじれじれです。



楽し過ぎて過呼吸になりそう。

はあはあしちゃう(*´Д`)



ってことで、ここまでで決まったのは以下。


主人公は革命によって滅びゆく王国のお姫様。

相手役は従者。


両片思いの主従物です。

亡き双子の兄に対し、二人してクソデカ感情を託されてクソミソになっていただきましょう!




ちょう楽しい!!!!!!!!

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