幕間 ルトアルド新聞 第12号

王への反逆?怒りによりボクド村を襲撃か

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

 とある国の半分の王は、コクチョウで造船を依頼していたセウゾン氏から完成した船を受け取るところでした。しかしその船は現在、行方不明となっている。このことについて王は「これは私への反逆とみなしてよいだろう。彼の出身地をたたけば、居場所がわかるかもしれない」などと述べており、多くの兵を派遣した。これにより、ボクド村の家屋は壊滅状態であり、町民の約半数が奴隷として連れていかれ、村の存続は危ぶまれている。

 また、南側の領土を治める半分の王は今回の事件について、「非常に残念な行動である。芸術を重んじていた彼は前が見えなくなっているのだ。」と発言し、哀しみの表情を浮かべた。

 現在、ボクド村では減った村民の数や崩壊した家屋の件数などを確認しており、突然の惨事にパニック状態となっている。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

                              ルトアルド刊行

                                  第12号

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る