第89話

ごめん ユキ

君の心の色は、あまりに美しくて

私は、心配になる。


こんな私にさえ、優しくしてくれる

とびきり美しい女が


この、醜い世界で傷つかないとは思えない。


傷付いてもいい。

どんなことがあったって、君の美しい心の色は穢れない。


そんなことは、分かってる。


でもね、

嬉しくて流す君の涙だけをみていたい。

遠く離れていても

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