第35話

ユキは、ときおりこれを読んでくれると言っていた。

間違いなく、こんなことしか書かない私に、呆れているだろう。


ところで、こんな連休に、独り籠って一日中、ヘンテコな文章を書き続けているのは、他に楽しみがないからだ・・・なにも無趣味なわけではない。やりたいことだって、たくさんあるが、単に金が無いのだ。それと、体力・気力が・・・。


こうやって、包み隠さぬ自分をさらけ出すことは、若干の苦痛も伴う。

しかも、永遠に残るのだ。


恥を晒すということに他ならない。


正直な自分が恥というなら、私は服を着た歩く恥なのか。

・・・なるほど。


なら、恥をかいても仕方ないか。


ただ、正直な自分を出すといっても、していいことと悪い事がある。

その線引きだけは、しっかりできる分別は欲しいな。








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