第32話

私の場合も、暦通りの休みなので、

昨夜飲みながら、幾つかの文章を書いていた。

そんな時の文章に、ロクなものがあるはずがない。

今回も、確かにそうだった。


そして、ユキにもメールを送っている。

内容は、まるで飲み屋の女の子に送り付けるメールのようだった。


確かに、そこに悪意はないが、私はこれは良くないと思った。

一番大事な、ユキとの適切な、心の距離が取れていない。


酔っているから・・・というのは、言い訳でしかない。

これもまた、私の本当の姿だからだ。


だから、自戒のため

酔った時に書いた、あの無様な文章と、ユキへのメールは残しておこう。


多分、今日もここには、酔って無様な文章を書くと思う。

そして、酔ったなら、今度はユキに不要なメールは送らないと、強く意識するようにしよう。


自分の姿を正直に出すのと、ユキに迷惑をかけるのは、別の話だからだ。




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