イズミの逡巡2
アルフさんに脱出を提案された時
じぶんの気持ちに気づいた
わたしは…
…わたしは試練に同行したい
苦い思い出を話してくれたのは
行くにしても同意するよっていう
アルフさんの気遣いだ
それに比べて
未練を隠せなかったわたしは
なんと子供なのだろう
はっきりと意思を示さず
ここまでさせてしまい
恥ずかしい
そして
決定を委ねているのは
わたしを大人扱いして
くれているからだ
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