拳
相手を叩きのめし、神の目で確認する。
これが一番手っ取り早く、最善手と言える。
「いけ、黄龍」
僕は一切迷うことなく目の前にいる人理教の男へと黄龍を突撃させる。
「虚数光」
だが、その黄龍は人理教の男の仮面から離れた光線により、一瞬で、悲鳴を上げる暇さえもなく消し飛ばされる。
「わぁお」
一瞬で消し炭にされた黄龍。
その火力に驚きながら、人理教の前に立った僕は流れるように拳と蹴りを放ち、彼の体を大きく揺らしてやる。
「ぐふっ」
「縛れ」
そして、いくつかの魔物を召喚し、人理教の男の体を雁字搦めで封じてから更に拳を振るっていく。
「ごふっ……魔物よりも、重いなっ」
「あたりまえだろ。魔物ありとはいえ、元は僕が全員拳で殴りつけて調伏しているんだ。僕が一番強いに決まっている」
むしろ、僕の全力の攻撃を何回も受けて、平然としている方がおかしいのだ。
「らぁっ」
そんなことを思いながら、僕は自分で縛りつけたものごと人理教の男を蹴り飛ばす。
「具現領域」
そして、人理教の男が地面に降りるというタイミングで具現領域を展開。
作り出したのはマグマが燃え滾る火口。
人理教の男は僕の作り出した空間内部にあるマグマへと沈んでいった。
「その技は知っています。貴方のその力は有名ですから。耐久出来る服くらいは着込んでいます」
だが、すぐさま人理教の男はマグマの中から這い出てくる。
とはいえ、これで終わりとは端から思っていなかった。
「具現領域」
再び、僕はこの場の領域を変える。
次に起こるのは超重力空間。
「ぐふっ」
極限まで重くなった重力と共に上から放つかかと落としを僕は脳天から叩きつける。
「おっ、お、お」
具現領域は解除。
脳天からの一撃で足もとをふらつかせている人理教の男へと神社の中で僕は容赦なく拳を叩き続ける。
「……あぁぁぁ、虚数光」
そんな中で、破れかぶれに人理教の男から放ってくる仮面からの光線。
「……」
それを僕は目で見てから回避し、代わりに人理教の男の腹へと蹴りを叩き込んだ。
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