真っ白な楽譜に未来を描いて(エッセイ)
僕には夢がなかった
色んな未来を想像してみても
結局は上手くいかないだろうって
自分で自分を諦めていました
僕には目的がなかった
何となく毎日を適当に生きても
その内どうにかなるだろうって
自分で選択を捨てていました
そんな僕だから 未来への選択肢にぶつかると
知らないフリをして 逃げて生きてきました
自分で自分を諦める僕は とても愚かで
後悔を唄う歌ですら 楽譜は真っ白でした
僕には夢ができなかった
色んな好きを極めてみても
結局は何にも遺らないだろって
可能性を諦められて生きてました
僕には目的ができなかった
何となく頑張ってみても
その内どうせ飽きるだろって
選択肢を捨てられて生きてました
そんな僕だから 未来への選択肢を拒まれる度に
知らないフリをして 泣きながら生きてきました
自分で自分を慰める僕は とても愚かで
悲痛を叫ぶ歌ですら 楽譜は真っ白でした
誰にも知られずに死ぬのが怖くて 泣いたあの日
誰かの記憶に遺りたくて 足掻くこの日
でも僕は何も変わらなくて
何色でも無い真っ白なままで
僕は僕に泣くくらい僕が嫌いです
そんな僕だから 夢見る人が輝いて見えて
自分勝手に闘争して 負けじと生きていけています
他人より劣っている僕は とても愚かだけど
僕が唄うこの歌は とてもグチャグチャだけど
僕が僕を諦められないから 人生の選択肢と向き合って
人生を唄う僕の楽譜に 未来を描いて生きていきます
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます