第28話 予知夢

■予知夢の始め


ハジメは夢が未来を予知するものであることに気づく。


その予知夢が現実に起こり始め、ハジメは自分の行動や選択が未来にどのように影響するかを理解し始める。


ナビ:ハジメの新しい能力が開花する


・夢の中の予兆


ハジメはまた夢を見た。


夢の中で彼は、未来の出来事を予知するかのようなビジョンを体験した。


ハジメ:過去の記憶のおかげで未来がわかるのはいいんだけど…


ハジメ:さっきのは何だったんだ?


ハジメ:デジャヴではない…


ハジメ:さっきのは完全に…


巫女:ふふっ…


巫女:わっ!!


巫女:調子はどうですか?


ハジメ:わっ!びっくりした


ハジメ:いるならいるって…


ハジメ:言って下さいよ!もう…


巫女:ふふっ…


巫女:様子を見に来ましたよ


ハジメ:せっかくいいところだったのに…


巫女:何がいいところなの?


ハジメ:いやもういいですよ…


ハジメ:こっちの話ですよ!


ハジメの夢に突然、昨日出会った巫女が現れた。


ハジメは少しだけ驚いたが、だいぶ慣れたようだ。


ハジメ:巫女さん…実は…


巫女:あれから何かありました?


ハジメ:昨日の天球に触れてから…


ハジメ:何かがおかしいんです


巫女:おかしい?


巫女:どんな感じに?


ハジメ:まるで未来が見えるような…


ハジメ:不思議な感覚なんです…


巫女:それは…能力開花ですね!


巫女:何かに目覚めたのかもしれませんね


ハジメ:能力…開花?


巫女:ハァー…良かった…


巫女:上手くいった…かな?


ハジメ:何かに…目覚める?


ハジメ:どういうことなんですか?


巫女:口で説明するよりは実際に体験してもらったほうが早いですね


巫女:たぶん、もう体験しているとは思いますが…


ハジメ:…体験?


ハジメ:じゃ…さっきのは何かの能力か…


ハジメ:未来が見える…


彼は自分が見知らぬ場所に立ち、そこには見覚えのない人々が集まっていた。


夢の中でハジメは、その場面が何か重要なことを示していると感じた。


・不安と戸惑い


目覚めたハジメは、夢で見たことが現実の出来事にどのように関わっているのかを考え始めた。


彼はタマに話しかける。


ハジメ:タマ、聞いてくれ…


ハジメ:さっき…未来が見える不思議な夢を見たんだ…


ハジメ:あの夢は何だったんだろう?


タマ:みゃう?


タマ:未来みゃ?


ハジメ:あまりにもリアルで…


ハジメ:まるで未来を見ているような感じだった


タマ:みゃう…


ハジメ:巫女さんは僕に言ったんだ…


ハジメ:何かの能力、能力開花って…


タマ:みゃうみゃ!!


タマ:めざめみゃ!!


ハジメ:ああ…巫女さんも言ってたよ


ハジメ:僕は何かに目覚めたらしい…


タマ:みゃう…


ハジメ:やっぱり…タマの言葉がわかるときがあるな…


ハジメ:なんでだろう?


タマ:みゃあ


ハジメ:これも何かの能力なんだろうか?


ハジメ:ま…いっか!


タマはハジメの膝に乗り、優しく鳴いた。


ハジメはその鳴き声に少しだけ安心感を覚えた。


・夢の現実化


その日の午後、ハジメは夢で見た見覚えのない場所に偶然たどり着いた。


それは地元の公園で、普段はあまり訪れることのない場所だった。


ハジメ:こんなところに公園があったんだな…


ハジメ:知らなかったよ


ハジメ:ん?待てよ…


ハジメ:ここは夢で見た場所だ…


ハジメ:なぜ、僕はここに?


ハジメ:全く夢と同じじゃないか!?


驚いたことに、夢で見た通りの場面が展開していた。


ハジメ:これは夢でみた光景じゃないのか…


ハジメ:この人たちも昨日見たぞ!


ハジメ:これは本当にリアルなのか?


ハジメ:落ち着いて…よく観察してみよう!


ハジメは公園のベンチに座り、周囲を観察した。


夢で見た人々が現実の世界に存在していることに気づき、驚きを隠せなかった。


つづく。

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