第二章雌雄決戦編
第一節裏切りの豪鬼
前園豪鬼「ウルセェドンッッ、さっきも言われただろ、頭使えって、もう忘れたのか?お前の脳みそはダチョウか?」
笠谷竜蔵「殺す!!」
一同に戦慄が走った。
渋谷タルカス「だからどうした?」
里見惣五郎「何を言ってんだ?」
渋谷タルカス「相性があるだろ。」
里見惣五郎「いや、そういうレベルの話じゃねぇだろ。」
渋谷タルカス「馬鹿じゃねぇ!、馬鹿じゃねぇよ!」
東雲雪「馬鹿よ、同じこと2回繰り返すし、何より顔が馬鹿よ。」
笠谷竜蔵「同意だな。」
渋谷タルカス「まぁ、いいさ、、、河童の死体持ってきてやるから、覚悟しとけ、あとで彼女にしてほしいと言ってもしてやらんから、それとオッサン、俺には若さという可能性があるからな、まぁ楽しみに待ってな。」
東雲雪「まぁ、この世界に少し科学的に興味が湧いたからついていってあげるわ、それにあなたたちについて行った方が安全だし。」
笠谷竜蔵「雪がセクハラされるから護衛しねぇとな。」
前園豪鬼「おいらは帰るドンっ!」
笠谷竜蔵「まだ言ってんのかデブ、冗談でも笑えねえぞ。」
前園豪鬼「冗談じゃないドンッ、前々から感じてはいたんだ、お前らのバケモンじみた強さには、ついていけねぇって、これ以上先に進めばお前らを裏切るかもしれねぇって」
渋谷タルカス「気のせいだろ。」
東雲雪「そうね、前園君、惣五郎さんにご迷惑をかけるかもだけど、現実に帰った方がいいわ。」
笠谷竜蔵「、、、」
里見惣五郎「その点は問題ねぇが、タルカスお前死ぬなよ。」
渋谷タルカス「心配性だな、
それぞれの思いを胸にそれぞれが、それぞれの道へと向かった。
4月10日晴れ 河童の大魔境スセロー、ここでは5億種の生物が確認されており、未発見の種も含めると10億種もいると予測されている。多様な生態系と、豊かな自然、綺麗な川と、豊富な食物が、特色である。中でも、
河童の軍団「追えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーきゅうり泥棒だあああああ」
タルカス一行は生えていたきゅうりをむさぼり喰ったため、河童軍団に追いかけられていた。
渋谷タルカス「話し合おう!悪かった、喰った分は働くから、怒りを収めろ」
東雲雪「私の代わりにこの二人が働くわ。」
笠谷竜蔵「ふんっ、喰った分くらい働けよ、ニート女が」
河童の軍団「ウルセェ、知識も技術もねぇクソガキが何の役に立つ?お前らにきゅうり農家の何がわかるんだああああああっっっ!」
河童軍団の中でもゴリゴリのフィジカルモンスターで、全身傷だらけの
渋谷タルカス「ゴフッッッ!!」
その一滴の水がタルカスの首元に
渋谷タルカス「コンフィー、コンフィー、ヒュウーーーーーー、ヒューーーーーーー。(息が出来ねぇクソッタレッッッ!!)」
タルカスは素早く左拳をみぞおちに、もう片方の手を添えて、一人ハイムリック法を行いその微妙な振動が喉付近に伝わり、軌道をずらした。しかし、目の前に禅師がいた。屈んだ相手に対する超効果的な低空膝蹴りのモーションに入っていた。
笠谷竜蔵「仕方ねぇな」
そういうと赤紫のヒビが身体中に入り、右肩からかっこいい突起が生え、目にはバイザーが装着されていた。竜蔵が異世界デーモンによって手に入れた能力アトラスモードだ。
笠谷竜蔵「“I like dragons.”」
お決まりの前口上を話すとタルカスと禅師の間に割って入りアトラスパニッシャー(右フック)を放った。
禅師「これは、くらっちゃまずいな、」
禅師はそういうと、膝蹴りの体勢からくるっと翻り、後ろ回し蹴りに車線変更した。
笠谷竜蔵「グハッッッっ。」
竜蔵とタルカスは後ろ回し蹴りに巻き込まれ二人とも近くの汚い池にぶち込まれた。
禅師「そこのちっちゃいの、逃げるなら見逃すが、どうする?」
東雲雪「そう言って見逃さないのがほとんどだから、媚びても仕方ないわよね、私達はキングレオを倒しにきたの(私は違うけど)。」
禅師「冗談抜かすなよ、後ろにドボンした二人は雑魚、俺にすら勝てねぇ始末。チビお前の冗談笑えねぇぜ。
東雲雪「そうかしら?」
突然池の中が光出した、するとフライボードとアイアンマンの要領で水上に竜蔵がガイアエネルギーを噴射することで浮き上がってきた。そして、タルカスは、その拳にしがみついていた。ガイアエネルギーに触れたものは破壊と再生が繰り返される、だが、異世界デーモンとの契約で、タルカスは日本語を習得する代わりに人間性を失っていたのだ。よって無傷。
渋谷タルカス「グゴォぉぉぉぉぉおォォォォォォォォおおおおおおおおおおおおおお」
暴走状態に突入
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