世界で一番最弱と言われた転生エルフ、実は世界最強。
真夜中@マスカット
第一章・地球救出編
第1話
私は今、魔獣に追われている。
理由は単純。私が森の中に入ってきたからだ。
ここでちょっと私の過去を紹介しよう。
私はもともと地球出身の日本人だ。
そして居眠り運転のトラックに引かれて、死んだ。
転生特典として神様からスキルを8個もらった。
(覚えている限り、なんか他にも、もらったような気がするけど)
①【無限】
これは自分が持っている全てが無限になるらしい。
(例外あり)
②【再生】
魔力が続く限り、無限に再生できるらしい。
でも私は魔力も無限だから実質無限に再生できる。
③【鑑定(神淵)】
その名の通り、神のようにすべてを見ることができる。
④【八百万の神の加護】
素質があれば最強になる。だが素質がないやつがもらうとただのゴミスキル。
⑤【全耐性】
魔法攻撃や物理攻撃、洗脳などの全ての攻撃に耐性を持っている。
⑥【全バフ】
全てのバフを常時もらうことができる。
⑦【錬金(神淵)】
錬金術を材料が一つでもあれば行うことができるスキル。
⑧【スキル無限】
スキル【無限】に似ているが、ユニークスキルもエクストラスキルも通常のスキルもすべて扱うことのできるスキル。このスキルのレベルが増えていくたびに使えるスキルの量が増えていく。
(これらのスキルはスキル【無限】を持っているため、全てのスキルのレベルはカンストしている)
こっちの世界の話をしよう。
私はエルフ族だ。そして寿命が基本8000年程度ある。
そして最初でも言った通り、同族に追われている。
私は生まれつきエルフ族の中でも魔力が多いらしい。
そのせいで、周りから嫌われていた。
何故なら、過去に魔力が多いやつに近づいた奴らは全員、原因不明の死を遂げていた。過
去にはそれに抗おうとしたエルフもいたらしいが、里が壊滅したため、里長が極力近づかな
いように注意を呼びかけていた。
私は思う。私がその呪いみたいなのを魔法で解けばいいのではないかと。
里長に説明しようにも、私が近づくと即座に逃げていくため説明できていない。
だから、私と同じ魔力を持っているやつに会いに行こうとした。そしたら、関係のな
い魔獣に追いかけられている。どんどん同じ魔力を持っているやつからから離れてい
っている。どこかで巻かなければならない。そうだ、魔法をぶつけてみよう。
『混合魔法、雷炎』
GUAAAAAA
うん、結構いけたみたい。
同じ魔力があるところまで戻る。
あった。これ祠だよな、これ、古代語で書いてある文字を読む。
《よく来たな、儂の子孫よ、先祖返りにしてはうまくいったほうだな。ここで3つ試練を与える。其の一、この祠に刻まれている魔法陣を解読して、対となる魔法を放て。しかし失敗は許されん。》
失敗できないのかというか、なんだこれ?
対になる魔法を放てだぁ?
【神幻魔法、斬雷】
発動されて1秒後、魔法陣が破壊された。
《よくやったぞ、子孫よ、次の試練、其の二、油断は禁物じゃぞ?》
その言葉とともに現れたのは一体のゴーレムだった。
《魔力不足の今の状態で魔法を使えばどうなるかぐらい予想がつくよな。そうじゃ、魔力欠乏症で死ぬんじゃよ。まぁ哀れな子、まぁせいぜい頑張りなさいな。》
魔力欠乏症で死ぬ?えぇ、ご先祖様舐めすぎぃ。
魔力無限だから死ぬことないよ?
よし!スキル使用
スキル【八百万の神の加護】
から【武神】を選択。
【鬼気術・硬化脚】
次の瞬間、ゴーレムは木っ端微塵に弾け飛んだ。
《まさか打ち破るとは思わなかったのじゃ!次の試練、其の参。
異世界を救え!まぁこれは殆どできっこないけど…
儂の最後の夢をお主で叶えてくれんかのぅ?頼む!》
このとき、まさか異世界と言われている場所が地球だということを私はまだ知らない
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補足
人間の寿命は800年程度です。
他にも亜人族はいますが、寿命は人間よりちょっと長めの1000程度です。
読者さんに指摘されたとこを修正しました!
いま、名称が違ったり、無限がついていないものは、まだ、適用されてません!
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