第19話

アイツの指差した先のノートをよく見てみると、何か挟まっていた

刑事さんも来て、一緒にノートを開いてみた

ノートには何も書いていない真っ白だ

だけど

1枚の写真が挟まっていた

多分どこかのホテルの一室

男女があられもない姿で抱き合っていた

よく見ると女の方は結構なおばさんだ

「こいつは…やっぱり繋がってたか」

刑事さんが驚いて呟いた

「知ってる人なんですか?」

「知ってるも何も…容疑者が3人いるって言ったでしょうそのうちの2人ですよ」

やっぱりアイツは犯人を知ってるんだ

刑事さんが話す

「この2人のうち男の方は社長秘書、女の方はさっきの大学生武の母親です」

え、何その昼ドラみたいな関係…

ていうかアイツこれ指差してたけど、この関係知ってたのか…?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る