第2話 反射
私のクラスメイトの話です。
あ、1話の人とは違いますよ。
その子が言うには「反射する床には別世界が広がっていて、上下逆さまになっている」らしく、特にスーパーにとかだと観察できるそうです。
どこからそんな話を思い浮かぶのかと聞いたところ、「あったら面白いよね」と言われました。
普段はありえないほど真面目な子で、授業中遊んだりとかドリンクバー混ぜたりとか一切もしない、テストはいつも満点取ってる、まるで真面目が服を着て歩いているような子なんですよ。
運動はちょっとできないけど勉強はできて、本をよく読んでいる子って言えば何となくイメージできますかね。
この話は私が大型ショッピングモールにその子と遊びに行ったときにその子が話してくれたちょっとしてくれたお話です。
【以下はその時の会話をできるだけ思い出したものです】
「トイレとかで良く磨かれた床を見ることない?」
「あーあるね。ここの床とかまさにそうだよね」
「実は、反射する床には別世界が広がっていて、上下逆さまになっているんだよね」
「急に怖いこと言うじゃん……」
「でもあったらおもしろいよね」
「えー私は怖いかな。あ、それより欲しかった本は見つかったの? って聞くまでもないか」
「うん、いっぱいあったよ」
「にしても参考書以外も買うの初めて見た」
「たまにはオカルトな内容にも手を出してみたいなって」
「なるほどね。もしかしたら地域の話とかもあるかもしれないし、流石社会の先生目指してるだけあるね」
「まぁね」
※これは私の妄想です
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