あと一日 あと一刻と ただ願う 笑う鬼には 豆を投げつけ




「明日の事を言えば鬼が笑う」ということわざがありますが、それでも願わずにはいられないのが人というモノ。


私がどれだけ頑張っても、年齢というのは動かせないと分かっています。

この差は一生縮まることがなく、私の大切な人達はきっと私よりも先に死んでしまうのでしょう。


それでも、いや、だからこそ。


今日という日を大事にし、共に生きる時間を噛み締めたいと思うのです。

そして何より、一秒でも長く同じ時を生き、過ごしたいと願います。


鬼とはいつか、一緒にお茶をしてあげますから。

今は笑わずに、遠くから私達のことを見守って下さいな?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る