第56話金色の
私、今はわりと体調が落ち着いているおかげで
点滴などの管も繋がっていなくて
何か薄く酸素を送ってくれているらしい細い管が
ちょろって鼻先にくっついているだけです
検査のための管は、たくさんついているのですが
たまに酸素の管は気づいたら、外れてたりして
看護師さんにも
問題ないなら外してみましょうか、鬱陶しいですよね
て言われたんですけども
10分後に看護師さん走ってきて
数値下がってるうう、やっぱりつけててええと言われて
大笑いしてしまいました
こんな頼りない管にも支えてもらっている私
体の呼吸を助けてもらっています
そして、私の勝手なイメージなんですけど
皆さんと繋がっているのは金色した細い細い糸を想像してしまいます
ほつ、ほつ、と柔らかくどこまでものびていく
切れやすいけど
結びなおすのも容易い感じの…
ご縁、という言葉が近いイメージかもしれません
私の心の呼吸を助けてくださっている、糸
体と心、両方をそれぞれのもので支えてもらっていると感じています
リアルの方の管は、時々、絡まって私の首を絞めてることもありますが!
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