エピソード2 「なんで私があなたを構わなきゃいけないの?」
娘:「ママ、大嫌い。」
母:「別に気にしないわ。」
娘:「この家出てく。」
母:「いいんじゃない?」
娘:「私のこと気にしないの?!」
母:「なんで?ただの時間の無駄じゃない。」
娘:「私が可哀想だと思わないの?」
母:「ごめんなさいね。料理してるから。」
娘:「私より料理を優先するのね。」
母:「当たり前じゃない、だってそろそろ夕飯の時間だし
家族を養うのが私の役目だもの。」
娘:「家族、ねぇ…。それって私も含まれてる?」
母:「含まれてないの?私のお腹から生まれてきたんだから、含まれてるわよ。」
娘:「大嫌いって言って本当にごめんなさい。」
母:「そう言うと思ってたわ。」
解説
① I'm leaving this house.
これは、be動詞+V-ingの「現在進行形」ではなく、I'm going to leave this houseというようなニュアンスで、これからもう家を出るぞという決まっている行動に対して使います。
② a poor girl
poorとは、普段は「貧しい」という意味で使いますが、この場合のpoorは、「可哀想な」という意味で使われます。
③ You give priority to your cooking over a poor girl
これは熟語で、give priority to b over a で、aよりもbを優先させるという意味になります。日本語的には、「優先させる」ですが、本当に直訳で行くと、give priorityなので、優先を与えるとなります。
④ I was sure that you would say that so
これは時制の一致が施されています。I was sureというのは、元は I am sureで、thatがつくことによって、きっと〜だと確信するという意味になります。
amがwasになっているので、あなたはそう言うだろうのwillも過去になってwouldになります。
物語の解説
思春期の娘が母親にきつい言葉を言っている模様です。だけど、そんなのはここ最近日常茶飯事で母親は構っていても口喧嘩をしてしまうだけだと思っているので、触発しないように娘と少しでも向き合おうとする姿が見られます。
本当はこんなことを言うような子じゃない。思春期による反抗だ。
相手が言ってくれるまで娘のことを気にしない母親を演じて、ちゃんと理解してもらおうという温かい親子の物語です。
Thank you for reading by the end!
The next episode is coming soon...
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