かきすてこ

晴間あお

かきはじめ

ここ数年 何も書いていなかった

頭の中には吐いて捨てるほどの言葉があったが

それを磨き上げるだけの

技術とか 勇気とか 体力とか

いろんなものが足りなくて

そうしているうちに

時だけが過ぎた


時だけが過ぎた か

これってずいぶん 使い古された言い回しじゃない?

手垢がついた ってやつ?


こういうとき

何かいい感じの

比喩? 暗喩?

才能のある人なら

努力を続けてきた人なら

響く言葉を紡ぐのだろうか


そんなことばかり考えるから

何も書けなくなるのです


本当に?


素人の考えを信用してはいけない

特に

抽象的で

何にでも当てはまりそうな

それっぽい言葉には


本当に

何の話?


こんな時間ではありますが

しっかり睡魔に襲われているので

半分夢の中にいるので

何を書いているのか


そうだ 確か

何かを書きたくなったから

何かを書く練習をしようと

そう思ったのです


書くことのリハビリテーション


ところで

何かって

なんでしょうね

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