第22話叶わないロマンス

直美の提案で孝の葛藤は一先ずお預けとなった。

が、終った訳では無かった。

まるで「宇宙の終わりは何処?」の様な葛藤と創造の繰り返しで孝の命尽きるまで、それは半永久的に繰り返される筈だった。


「私が研究に必要な場所と理由、器具や検体を揃えるから貴方、協力してね?」

貴方と言われてしまった。


「お帰りなさい貴方、ご飯にするそれとも・・・私と一緒にお風呂?」


「お風呂に決まっとるがな!フフフ、イヒヒヒヒ!う~へへへへえ~・・・。」気が付けばジュースの自販機をグーで叩いていた。


 見舞客や病院関係者が遠巻きに危ない人的な眼差しで観ていた。

「だけど

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