第19話何としてでも頼朝の首をワシの墓前に供えろ!

清盛の遺言で「何としてでも頼朝の首をワシの墓前に供えろ」と、命令された平家は徹底抗戦の後、頼朝の弟に因り滅んでしまった。


 清盛は謎の高熱により64歳で没しているが、福原の別荘といわれている雪之御所に流れる石井川に眼を付け密かに研究を始めていた。

「高熱が有るという事は、外部から何らかのウィルスが入ったに違いない。体内から病原体が湧き出た事は考え難いのよな・・・。ナオちゃん医療側からの思い当たる節で良いから助言を頼む。」東山クリニックの待合ソファーに腰を下ろして、八束の話を聴いていた直美は、「ここでは無理な話だよ。」首を縦に振らなかったのは・・・。

「近

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