第16話斬首の首が墜ちなかった訳

清盛の太刀が余りにも手入れが良く切れ味が鋭かったし、刃先 が首に直角に入った為スイング速度がマッハを越えていた為食道、静脈、動脈、脛椎、気管支と、ぶれなかった為だが、斬られた舞後が逃げず棒立ちだったから「普通は構えて切られたら体幹が防御するため必然的に首は落ちますけどね。」


「高橋くんカルテを」


後方に佇んでいたナースの高橋直美が、小脇に抱えていたカルテを執刀医に手渡す。


 執刀医の宗像が、受傷させたと思われる凶器の分析解説を行っていた。


 聞き役に回った八束孝は被害者について興味津々だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る