北欧神話を元にした、寓話的なお話にドキドキしました。黄金の林檎と蛇の説明に、心当たりがあったりなかったりします。
ツィスカの仕事人のような性格と雰囲気も好きですね。何も口にしない一方で、何かを見通しているような様子もたまらないです。
美しい「黄金林檎」が「落つる」という、マイナスなイメージを纏わせたタイトルでしたが、それを遺憾なく発揮してくれた一作だと思います。現代にも通じるような不穏さにぞくりとしました。

最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました！

色んな神話が混ざったようなお話でしたね。不思議なことが起こっても淡々として受け入れるツィスカが独特の雰囲気が出ていて良かったです。

身につまされる話でした。
諦めればそれまでだし、かといって執着し過ぎれば変容してしまう。
若さを別のものに置き換えると……。

黄金の林檎というお題で、イズンの話を取り上げようか悩んでいましたが、こうまで切れ味のいい作品を拝見すると、やらなくてよかったです(笑)

神々の若さの秘訣といわれる果実の、その秘訣の意味を、このようにとらえるとは。
そして蛇。
蛇の本当の姿は、何だったのでしょう。
もしかして、それもまた林檎の変じた姿なのか……。
そう考えると、深みに嵌まっていってしまいます^^;

面白かったです。

ではではﾉｼ

神は蛇を炙りだしているのか、作りだしているのか……。
誰しもが心に弱い部分を持つ人間としては、現実世界はまるで神の掌であそばれているのかなぁ？　疑心暗鬼に逃避、この世から目を逸らしたくもなりますね。
そりゃ戦争も無くならないわけだぁ……。