アルルの闘技場
「ついでに、アルルまで来ちゃった!」
「今いる、ここは、アルルの闘技場?」
「ローマ時代の闘技場なのかな?」
「はなっちとなら、どこへでも行っちゃう!」
「え?ほんとにー?どこへでも来てくれるー?」
「もちろんだよ~!」
「じゃあ、たとえば宇宙とかでも~?」
「え?宇宙?」
「宇宙にも、いっしょに来てくれる~?」
「うんっ、はなっちとなら、宇宙に行っても、きっと楽しいだろうな~」
「うわーっ、うれしい~!きっとだよ~!約束だよ~!宇宙にいっしょに行こうね~!」
「はなっちは、ほんとに宇宙、大好きなんだからー」
「そうだよ~!宇宙、大好きだよ~!だから、あやなっちとも、こうやって今、出会えてるんだから~」
「宇宙と関係あるの?うちと、はなっちとの出会いって...」
「めっちゃ関係あるよーっ」
「そうなのー?」
「そうだよ~!だって、宇宙に出なければ...ううん...宇宙なければ、出会えてないんだから...」
「そっか~、そういうもんかな~」
「そうだよ~!そういうもんなの~」
「うんっ、わかった!」
☆
「あっ、あっちの、フランス人ぽい女の子たち、うちらに向かって『こんにちは~』って言ってくれてるよ~」
「あ、ほんとだ~。めっちゃ手もふってくれてる~」
「うちらも『こんにちは~』って返そうよ」
「そうだねー、せ~の」
「「こんにちは~」」
「やっぱり日本人って、わかるのかな~?」
「ねーっ、ふたりとも、日本人っぽいのかな~」
「あやなっちだって、ロンドン生まれの、ロンドン育ちパリ育ちなのにね~」
「そうだよね~」
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