第2詩 【散歩道】
何度も同じ道を歩き
やがては
目を瞑(つむ)っても歩けるようだ
歩調は
天候や空気の色や
緑草のホルモン状態によって変化させ
瞳は
生き物、咲くもの
独立して光るものの順に
群がり具合あるいは気分によって
方向、角度を変化させる
掟(おきて)はひとり
時は、ポケットから落ちて
失くしたままだ
おっと そろそろ
散歩ですな
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