キッテ星
「でもねっ、あやなっち!うちは何かの台本のセリフの練習で言ってるんじゃなくて、ほんとに宇宙人なんだよっ!宇宙から来たんだ!」
「はなっちー!めっちゃうまいっ!ほんとに宇宙人みたい!」
「いや、だから、ほんとに宇宙人なんだよねー」
「え?どういうこと?ほんとに宇宙人?」
「そうだよ~!キッテ星っていう星から、来たんだよ~!」
「キッテ星?」
「そうだよ~!」
「じゃあ、はなっちはキッテ星人ってこと?」
「うんっ...生まれも育ちもキッテ星人」
「じゃあ、その、葉月花奈っていう名前は?」
「なんとなく、きれいかなって思って、そういう名前にしといたのっ」
「えーっ、なんですとー!じゃあ、はなっちの、ほんとの名前は?何ていうの?」
「スタンプ・クン」
「え?スタンプくん?」
「スタンプ・クンって言って、苗字はクンで名前はスタンプ」
「じゃあ、スタンプちゃんなのー?」
「そうだよ~!」
「はなっちじゃなくてー?今からスタンプちゃんって呼べばいいのー?」
「スタンプちゃんでいいよー」
「でも、せっかく、ふたりで『~っち』って呼んでたから、スタンプちゃんも『スタンプっち』いや長いから『スタっち』って呼ぼうかな?それでいい?『スタっち』で?ねえ、すたっちー!」
「いいよー!それでー!」
「やったあ!すたっちー!」
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