第3話

 頭の整理が追いつかない。


 そんな、この国の姫様なんて


 「し、し、失礼しました!!」


「い、いえ。むしろ先程のような話し方をしてください」


「いや、その流石に」


「・・・いえ、本当にそのような話し方をしてくれる方が嬉しいんです」


「・・・わかりました。わかった」


「はい、ありがとうございます」


_____


そして、お城についた。


 やばい、入りたいと思っていたのは小さい頃でとっくに諦めていたのに、まさか


 「あの、お兄様」


つか、ずっと思っていたんだけど、お兄様・・・


そういえば、そっかあの時に、そう呼んでとお願いしたの俺か


 「どうしたの?」


「私、お兄様をこの家に招待したんではないです」


「う?うん?」


「お兄様とこの家でこれから過ごす為に呼んだんです。」

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