愛のお呪いを解いて
さすまた
愛のお呪い1
私は愛に飢えている。
生まれた時からずっとそう
親から愛されることのなかった私はいつも愛が欲し
くて欲しくて仕方がなかった。
ﮩ٨ـﮩﮩ٨ـ♡ﮩ٨ـﮩﮩ٨ﮩ
私には大切な人が居た親友のレイだ
レイは何も無かった私に愛を教えてくれた大切な人
レイとならなんでも出来る気がした
レイはいつだって私の話を聞いてくれた
私が死にたいと言えば
一緒に死んでくれると言ってくれた
歪んだ愛だと分かっていても
愛が欲しかった私には
それが嬉しくて嬉しくて仕方なかった
でもある日
ーレイがこの世を去ってしまったー
レイどうして?
私レイが居れば親からの暴力にも耐えられたよ?
レイがいればどんなに辛いことだって平気だったの
レイ…レイレイレイ
頭からずっと離れない貴女との楽しい記憶
私貴女に呪われちゃったみたい
レイ貴女がいなくなって随分時が経ってしまった
未だに貴女と過した記憶が忘れられない
私ね新しい友達ができたの
でもねその子から愛されてるのか分からないんだ
大好き愛してるって言ってくれるのに
私の心にぽっかり空いた穴は埋められない
だからね私たくさん考えたの
ある日その子に私の事愛してくれるなら一緒に死ん
でくれる?って聞いたの
レイがいつも言ってくれてた
私が1番嬉しかった言葉
でもその子ね離れていっちゃった
ねぇなんでかな?
愛してるって言ってくれたのに
嘘ついたの?
嘘つき
だからね私殺しちゃったの
あの子が悪いんだよ?
だって嘘つきだから
あの子はレイの代わりにはなれない
レイ私ね
レイのこと愛してるよ
だけどね
死ねないみたいレイみたいになれないみたい
だから私ねまたレイを探してるの
どこかに居るんだよね?
” レイ ”
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