第75話 頭空っぽにしちゃダメだったんじゃないですか?

「とりあえず彼氏仮とか言うなら拡散しますから。どうしますか?」


「どうしますか?じゃないよな?もう脅しだよな?」


「拡散しますか?拡散しますよ?今すぐ彼氏ですと言わないと拡散しますよ?分かりますか?あんだーすたん?」


「はぁ……………彼氏です。」


「よしっ。なら彼氏なら私の家に来てくれるよね?」


「は?」


「え?」


「は?」


「え?」


「は?」


「え?」


「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや何でアンタの家に行かないと行けねーんだよ。」


「え、理由は単純でしょ?私がりゅうたんの家に行ったんだから今度は私の家にりゅうたんが来る番でしょ?」


「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやアレは勝手にアンタが入っただけだよな?」


「勝手に入ったとしても!それは入ったことになるんだから!いいんだよ!分かる?」


「分からない。分からないから聞いてる。マジで理解出来ない。」


「まぁ、頭空っぽにして私の家に行こー!」


「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや頭空っぽに出来ねーよ!」

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