小説を書くときに真似できる小ネタ50

沼津平成

1 川端先生に聞く書き出しメソッド

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という出だしは知っているでしょう。しかし、その後に「夜の底が白くなった」という一文が続くことはあまり知られてないかもしれません――香納諒一 ポンツーン2003年12月号


 沼津平成はこのかきだしをまねて以下のようなメソッドを作ってみた。


「○○の○○を抜けると○○であった。○○が○○になった。」


 沼津平成はまず、以下のような書き出しを作った。

「長い坂を抜けると見えてくるのはごつごつとした岩たちだった。自転車をこいでいたAの肩はゲームオーバーになったときのように一気に脱力した。」

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小説を書くときに真似できる小ネタ50 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel

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