俺にアイドルの義娘が出来た。だが実妹もアイドルだ。

少し復活したエアコン

第1話


 俺に新しく義妹が出来るらしい。


 「要らないよね。義妹なんて」


「そんな、再婚するの決まってるんだし」


「・・・私はずっと反対だから」


「・・・うー、まぁ実際、春もだし一応俺もそのプロデュース代で家にお金入れてるから、十分反対する資格はあると思う。」


 「だよね!!流石!お兄ちゃん」


「うん、だけど子どもは親には反対出来ないんだよ」


「・・・私お父さん嫌い」


「俺も好きじゃない。だから」


「うん、あと2年だね」


「だから、その期間だけは新しい家族と楽しもうよ」


「私はなぁ、お兄ちゃんが取られそうで怖いからな」


「取られない。妹一筋だし、何より俺はそんな一番可愛い妹を本気でプロデュースしてるんだから」


「そうだね・・・うん!絶対に新しい子の方に着いちゃダメだよ!」


変わってないな。ま、そんなマイペースな所も可愛い所だけど・・・


________


そして、


「・・・ねぇ、お兄ちゃん」


「うん」


「何というか暗いね」


「そうだね。でもむしろ家族ならそっちの方が落ち着けるしいいよ」


その義妹になる子は前髪が長く、顔がよく見れない。


見た目から負のオーラが出ている。


「確かにそうだね。」


 

________


義妹視点


良かった。調べた通り、2人には特に妹ちゃんにはバレてない。


やっとだ。やっとこれたこの家に・・・そしてあの憧れの人の元に

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