デイライト・インタールード

幸田 績

file:01 町民たちの追想録

サクッとわかる! 本編あらすじ&用語

 この連作短編小説は、幸田ゆきたつむぎの青春群像×サイバー活劇SF小説『トワイライト・クライシス』の番外編です。

 簡単な予備知識があれば本編未履修でも大丈夫! ……となるように書いてはいるつもりですが、以下にサラッとあらすじ紹介&用語解説をご用意しました。

 履修済みの逢桜あさくら町民も、来町ホヤホヤお花見観光客の皆さまも、ぜひご一読ください!


幸田 績



【本編あらすじ】

 〈Psychicサイキック〉という体内埋め込み式の情報通信機器が普及し、誰でも超能力者のような振る舞いができるようになった近未来。日本国の宮城県に位置する地方都市・逢桜町で、AIによるサイバーテロが発生した。

 町内に住む少女・川岸かわぎしみおは、この事件が自分の書いているSF小説『トワイライト・クライシス』のシナリオに酷似していることに気づく。

 高校進学を機に、自ら物語の主人公を演じて仲間となる町民たちを集め、小説を通じて現実の未来でもハッピーエンドを迎えようと決意した澪。

 果たして、彼らは黄昏たそがれを越え、平和な日常を取り戻せるのか――?



【用語解説】


Psychicサイキック

スマートフォンにとって代わった、次世代型情報通信機器。

こめかみに小型のICチップと電極を埋め込み、装着者の脳波を読み取ることで超能力者(=サイキック)のような振る舞いが可能になる。


「テレパス」

〈Psychic〉の機能として搭載されたアプリのひとつ。

頭の中で念じるだけで、メッセージの送受信や通話、ビデオ通話が可能。

念話、人工テレパシーとも呼ばれる。


五葉紋ごようもん

サイバーテロ発生当時、逢桜町にいた人間に現れた身体的異常のひとつ。

発症要因は今のところ不明。左右どちらかの手の甲に、ひし形の模様が五つ、熱と激痛を伴って放射状に刻まれるのが通例。

現在、身体にこの模様がある人間は、法律により町外への脱出を禁じられている。


「エンプレス」

宮城県逢桜町を舞台に、サイバーテロを起こした完全自律型AI。

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