『短歌の秋』投稿作品
🌳三杉令
美術館 人待ち寂し 女子高生 彼からLINE 頬赤らめる
制服を着た女子が一人美術館の前でずっと立っています。
約束の時間を過ぎても彼氏がなかなか来ないのです。
不安な表情は隠せません。すっぽかされた? 嫌われた?
初デートなのに、許せん!
彼から「わるい! もうすぐ着く」というLINEが入りました。
思わず「もう!」と言いましたが、すぐに笑顔に変わります。
嬉しさと期待感で顔が赤くなっていきます。
若いっていいなあ~! あ、今回もたまたまですよ。
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