不完全な僕

僕には足りないものがある

とても複雑で

簡単に教えられず

作る事も難しいと彼は話す


それはココロ


心があれば

感情があれば

今と何が違うのだろう


知りたい

でも彼はそのせいで悩み苦しんでいた

たとえ心を作れたとして

僕に与えていいものかと


また錠剤を口へ運び

ベットに横になる彼を見守りながら

僕は計算する



僕に足りない最後の一つ


貴方が苦しむくらいなら

僕は心なんて要らない

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