義母(はは)、強し
電車の中に、仲睦まじそうな男女のカップルがいた。小さな声で楽しげに話し、時に控えめに笑い合っている。平和ねぇ……まあ、それも今だけだけど。私は、二人の前に立った。
男が困惑した表情を浮かべ、私を見た。
「か、母さん……」
「楽しそうね、可愛いお嫁さん放って他の女性と遊ぶなんて」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます