第14話 神々の気まぐれ

男が召喚された。


神より強力なスキルと加護が与えられた。

王国は喜びに溢れている。まるで魔王との戦いに勝ったかの様だ。


「戦いに勝ったかの様な雰囲気だね。」


「あそこの王は、気楽な性格だから。

勇者任せで勝った気分じゃないの!」


「少し位強力なスキルで勝った気分?

少し考えがあまくないか?」


「何時もの事だから。でも、あの勇者 少し可愛くない!」


「でしょう!本当に召喚されたのは、ブ細工な中年男だったの 私!イヤだったから、隣にいた可愛い男の子に変えたの!たっぷりスキルと加護を与えたの。死に顔を見たくないもの!」


「エコひいき!」「わがまま!」「でも可愛い男の子!」


「でしょう!死なないで何時までも見て居たいもの・・・!」


「まあ、中年の汗臭いおっさんを見るよりイイか。」


「そうよ!私もあの子に加護とスキルを与えるは!」「私も!」「なら!オレもやるか。」・・・。


召喚の最後は神々の意思が大きく反映されている。私情が大半かも知れないが・・・。

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