第5話 文体について

村上春樹の本に、自分に合った文体の習得について書いてあって、今まで考えたこともなかったのですが、確かに文体そのものに心地よさがあるな、と。


癒し系なら温泉、繊細系なら冷たさ、ホラーなら血生臭さ。

内容じゃなくて、調子とかのせい?


乙一の本で、蟻が歩いてるだけで怖いのなんでだろー? みたいなw



私は小さい頃、日本昔話が好きで、絵本も買い揃えてたし、テレビも見てました。

リスニングの力ありwww


だから、昔話設定になるとなんか楽しく書けるw


作者としての自分が考えたものじゃなくて、こんな話があるんだよ、と、さももうあるかのような二重の嘘。


レバンジに至っては、あの描写はレバンジの目を通して見たものを書いてるんで、私は楽しい。


レバンジは、描写少なめだし、人の表情なんてばっちりネタばれしてます。

なんか描写が入ると華やかになりそうで違うな、と。

人外のレバンジはそんなの見てない。

対象の変化をつぶさに観察してるよ、と。

そういう視点で書いてます。


ただ、やっぱり読んだ人がつまらないなら変えたいと思います。


『良い人』と『僕の失恋について』は、なんとなく同じ文体。


同じように主人公が女の美里が書けるかは怪しい。


読んでてうまく引き込めるような文体に出会いたい!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る