中二病を異世界に転移させてみた ~SF映画監督神谷の奮闘!~
ルーニック
第一章 プロローグ
【しがない映画監督】
【まえがき】
中二病を異世界に転移させてみた
~SF映画監督神谷の奮闘!~
「いいか、絶対にバレるなよ!」
何しろ俺達の飯のタネだ。
異世界物のアニメ、漫画、ゲームの全否定から始まる物語。
日本有数の財閥グループの総帥が中二病の孫に送るサプライズファンタジー超大作!
依頼されたさえないB級SF映画監督「神谷」が中二病の少年にバレずに異世界勇者の活躍を演出出来るのか!
お金にものを言わせ極秘裏に業界一流の猛者を集め、最先端の現代科学技術とラノベ知識をフル活用して中二病の少年を現実に作った異世界へサプライズご招待。
この俺、SF映画監督神谷が、ファンタジー肯定派異世界ラノベ評論家クロノマオウとファンタジー否定派成瀬科学技術研究所成瀬遥香と共にモニタールーム『神の間』から、バレたら終わり一発勝負の撮影の実況をお届けします。
少しばかり辛口で口が悪いのはあまり気にしないでくれ。
前代未聞の大規模サプライズは 成功か? 失敗か?
壮大なサプライズが今始まる!
【本文】
[しがない映画監督]
現代によくある異世界物のマンガ、アニメ、ゲームは全て『偽物』と言える。
魔法、錬金術師、魔物。これらが日本の妖怪やお化けの言い伝えのように実際にあるヨーロッパの過去の資料や言い伝えとおかしな程に異なるからだ。
何故こんな事になったかと言うとその答えは簡単だ。
タールキンによる『腕輪物語』が作られたからだ。この傑作により本物よりも全てがこの創作物に引っ張られた世界が中心になっている。
タールキン独自の名称や魔物、金属なども多様されているし実際の伝説に残る魔物とも全く違う。タールキンはその事を自分で理解して作っていたのは明らかだ。
でもそれが今の流行の『異世界物』なのだ。
勿論、それが悪いなどと言うつもりはない。むしろ逆で俺もそれに魅せられた一人だ。
俺の名は「神谷 猛」。まあ、今はしがない二流SF映画監督だ。
作る映画はいつもB級映画とみんなに馬鹿にされるが俺の言い分も聞いて欲しい。これは単に予算が無いからだ。
俺には凄いSF映画を作る才能があると思っている。
子供の頃、あのタールキンの映画『腕輪物語』を見て以来、俺は映画を作る事に魅了され、その頃最初に作った映画はトカゲを使った特撮映画だった。
親父のカメラとパソコンを使ってこっそりと編集し爆竹の爆発もスローモーションにしてそれらしくして完成した処女作『大怪獣現る』は今考えてもとても良く出来ていたなぁ。当然、俺はトカゲをいじめたりはしてないぞ。
何度も言うが俺には本当に才能があるんだ。
勿論、俺は映像製作の道に進んだ。
だが生きていく為には金を稼がなければならないから俺も今では仕方なく、年寄達の自伝ビデオを作ったり、ネットのヨーチューバーの映像編集なんかをやったりしてしのいでいる。
金さえあれば俺だって大ヒット間違いなしの作品を作る自信はあるが何せこの世知辛い世の中、先立つものがない。
正直、俺は自称(笑)芸術家肌なので凄い作品が作れればいい。金や名声などは後から付いて来るだろう。
しかし安いギャラでは出演してもらえる俳優は大根役者だし、作れる大道具のセットもハリボテのしょうもないバレバレのやつが精一杯でこれじゃあ俺にいくら才能があってもヒット作品を作るのは難しい。
ヒット作品がなければ金がない。金がなければヒット作品が作れない。
鶏が先か卵が先か?
ってな感じで世の中そう簡単に行くものではないってこった。
と思っていた。
そう、あの時までは、、、。
【あとがき】
毎日更新予定。乞うご期待!
完結中編作品予定。
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