第4話

 私はお姉ちゃんばっかりが目立って私は居ないような人間だった。


 家族の中でも、私はお祝いされることも無いし、褒めてくれることはない。


 ただお姉ちゃんのようにはいかないと言われ続けた。


  


 辛かった。私だって頑張ってるのに、


 


 そんなある時、その金賞を取ったお姉ちゃんが・・・


 そしてお祝いのパーティーを友達を呼んでいた。



 私は自分の部屋に隠れていた。


 みんなが、お父さんもお母さんもみんなお姉ちゃんをすごく褒める。


 私だって参加した。頑張って作った。でも賞は貰えなかった。


 「・・・どうして、私だって頑張ってるのに」


 そう呟いた。


 その声がたまたま、廊下にいたゆう先輩に聞かれていた。

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