第9話【愛情と憎しみの間】


「……そろそろ髭、剃らねぇとな」

 不揃いに生えてきた無精髭をすり、と撫でつけながら、アルは虚ろな瞳で虚空を見つめる。

 レオの家を出てから早三日程経っただろうか。

 あれからアルは、レオとはいっさい顔を合わせていない。

 レオの血の真相を聞いたあの日、早々にレオの家へと戻ったアルは、そのまま必要最低限の荷物を鞄の中へと詰め込んで着の身着のまま出ていってしまったのだ。

 道中、適当な安っぽい宿を見つけたので今はそこで無期限の滞在宿泊の手続きを済ませ、今はこうして一人ベッドの上で自堕落な生活を送っている。

「……スープ、飲みてぇなぁ…」

 ぽそり、切なく呟かれたその声色は、薄く汚れた粗末な宿の壁紙へと吸収されていく。

 毎日早起きをしてアルのために作ってくれていた、優しい味のスープをまた味わいたくて仕方がないが、それが叶う事はもうないのだろうか。

 あれだけ生命をかけて復讐しようと思っていた龍への恨み辛みも、無気力となってしまった今、最早どうでもいい事のように思えていた。

 そして、あれだけ心から愛し、慈しんできたはずのレオも、今のアルにとっては顔を思い出すだけでも辛い存在となってしまった。

 復讐と愛情のみで生かされていた分、これから己がどのような道を歩んでいけるのか皆目検討もつかない。

 ベッドの粗末なスプリングをギシっと鳴らし、ぐったりと横になりながらボーッと薄明かりの照明を見つめる。

 ふと、当てもなく無意識にズボンのポケットに手を入れた所、指先に何か柔らかい布のような物が当たる感触がした。

 首を傾げつつアルがそれを取り出してみると、中に入っていたのは片手で包み込める程に小さな巾着だった。

 薄い紫色の布でできたその巾着は、上質な物とは言えないが細かな縫合が丁寧に施されており、作り手の繊細さが現れている。

 その巾着に全く見覚えがなく再び首を傾げるが、レオの家を出てから入浴や着替え等もサボっていたため、どうやらあの日以前からずっとポケットに入っていたようだ。

 巾着の中には何かが入っているのか、僅かに膨らみを帯びている。

 怪訝な表情を浮かべながらも、アルは巾着に結んである紐をほどきその中身を手のひらに出してみる。

「……髪の毛……?」

 中から出てきたのは、銀色の柔らかな髪の毛が一房。

 細い糸で纏め上げられたその髪の毛は、紛れもなくレオの物である。

 何故髪の毛が……と驚愕するアルの脳裏に、かつてレオへ「一房貰ってはダメか」と本気で懇願した時の記憶が甦ってきた。

 あの時のレオはただ呆れたような表情ばかり浮かべてそれを却下していたが、まさかこっそりとこうして忍ばせていたとは。

「……っあー!! クソっ……!」

 どこまでも優しく、どこまでも人のため、この国のためにあろうとするレオの優しさに、アルの瞳にはあの時のように涙が滲み始める。

 頭ではわかっているのだ。レオがどれだけ悩み、葛藤し、そして己を大切に想ってくれていたのかを。

 そして大切に想ってくれるが故に、どうしてもその素性を明かす事ができなかった事も。レオは決して、アルを裏切ってなんかいない事も。

 ただ、理解に心が追い付かないのだ。

 復讐を糧に生きてきたが故にそれを奪われてしまったら、これからどう生きていけばいいのかわからなくなってしまった。

 手触りのいい柔らかな髪の毛の束を握りしめつつ、ふと我に返ったかのようにアルはベッドからのそりと起き上がる。

 そう。まだ龍から、事の真相を聞き出していない。

 両親の死に龍以外の存在が絡んでいるのかは定かではないが、レオがあれだけ庇い、違うと言い切る程の存在だ。もしかしたら、まだ己が知らない両親の死の真相を知っているかもしれない。

 重い腰を上げつつ、アルは決意を宿した表情を浮かべながら身支度の為に風呂場へと向かった。

 三日間、身だしなみなぞ考えずに過ごしてきたせいでさすがにこの身のまま外に出るのは憚られると思いながらも、憔悴していた己でもまだ人間らしい羞恥心を抱ける物なのだと思わずくすりと乾いた笑みを溢す。

 手にしていた髪の毛を巾着に戻しつつ、まるで宝物を扱うかのようにアルはそっと紫色の布に唇を落とすのであった。



 


 龍の住まう洞窟の奥へと再び足を運んだアルに、見張りの男たちは次々と甲高い悲鳴を上げて飛び上がった。

 以前、アルに直接脅しをかけられた男もおり、プルプル震える手で必死に剣を抜きながら果敢にもアルに向かっていく。 

「ま、またお前か……! 今日という今日こそは!」

「通せ」

 しかし、男の振り絞った勇気は呆気なくもアルの威厳のある一言で粉々に打ち砕かれてしまう。

 あまりにも迫力ある低い声に、男たちは恐怖で次々と腰を抜かしていく。

 そんな情けない男たちには目もくれず、アルはただ真っ直ぐに洞窟の奥へと突き進んでいくのであった。






 

『来ると思っていたよ、若造』

「…………」

 アルが姿を現した途端、龍は閉じていた目蓋を薄く開き、深い海のような真っ青な瞳をアルへと真っ直ぐに向ける。

 自身の生命を狙おうと画策する者が現れても龍が動揺する事はいっさいなく、その場で優雅に佇み続ける事にアルの中で沸々と怒りが沸いてきた。

 そして大剣のブレードに手をかけゆっくりと引き抜くと、切っ先を真っ直ぐに龍の青い瞳へと向けながら低い声で問う。

「……質問に答えろ。俺の両親を殺したのは、テメェか?」

 射殺すような鋭い視線と、恐ろしい程に研ぎ澄まされた剣の切っ先を向けられても尚、龍は全く怯える様子を見せない。

 むしろ、仕方がないと呆れるかのように深いため息を一つ溢した。

『……やれやれ。今時の若い者は、血気盛んで仕方がない』

「うるせぇ。いいから答えろ」

 その余裕綽々な態度にあてられ、こめかみに青筋を立てながらアルは再度答えを促した。

 ここでもし龍が答えようとしなければ、若しくは本当に両親を殺していたら、すぐさま目の前の首を落とすだけだ。

 しかしアルの予想に反して、龍は案外素直に答えを紡いだ。

『私ではない』

 龍のその言葉に、アルの肩がひくりと揺れる。

 その言葉をすべて真に受ける程純粋な子供ではないにしろ、青い瞳からは嘘をついている様子などはいっさい感じ取れない。

 アルが僅かに動揺したのを見逃さず、龍はゆったりと言葉を紡ぎ続けた。

『レオはお前が傷つくかもしれないからと止めていたが、私も安易に殺されたくはないからな。レオ自身のためにも、お前に真実を教えてやろう』

 やはり、龍はすべてを知っていたのだ。しかもその真実は、アルにとっては非常に辛い物として一生心にしこりを残す事になるのかもしれない。

 しかし、今ここでそれを知らねば、一生後悔をして生きていかねばならないかもしれない。

 自分自身のために、そしてどこまでも己の事を案じてくれているレオのために、すべてを知らなければいけない。

 決心の末、ようやくアルは剣を鞘に納め、決意を宿した漆黒の瞳で真っ直ぐに龍の瞳を見返した。

 その無言を肯定と受け取り、龍はゆっくりと真実を語り出す。

『お前の両親は、あの村長によって殺された』

「……は?」

 龍の言葉に、アルは驚愕で大きく目を見開いた。

 まさか、あの村長が。

 いつも柔和な笑みを携え、村人を納めているあの男が。

 確かにあの男には昔から不信感を抱いてはいたが、まさか直接手を下していたというのか。

 硬直で言葉を失うアルの様子を気にかける事はせず、龍は語りを続ける。

『……あの村長は元々、自身の利益になるような事しか考えず、村人やこの私すらも自身の糧として利用してきた、傲慢で身勝手な男だ。村人が私への供物として汗水流して働き得た、上質な肉や魚、農作物を、あの村長は暗々のうちに自身の懐に入れていたのだ』

 龍の語りに、かつて両親の遺体を目撃した際の幼い時の記憶が甦ってくる。

 目元に皺の寄った笑みを浮かべながら、「両親が死んだのは、二人が龍の怒りを買ったからだ」とさも当たり前のように言っていたが、どこか胡散臭いその笑顔が実はすべての真実を物語っていたなぞ、当時のアルは知るよしもなかった。

 村人が龍のためにと必死に作り上げた物を、裏ですべて奪っていく。村のためにあるべき長が、村人や守り神すらも手駒としてしか思っていない事に、アルの中で沸々と別の怒りがこみ上げてきた。

『あやつ、私が他へ漏らす可能性も考えずに「龍神様はレオの血があれば構いませんよね」などと抜かしながら、村人が全員森から去った後見張りの者に裏金を渡して口封じし、私の目の前で供物をかっさらっていきおって……まあ、私も安易に傷つけられたくはなかったから、他へ漏らす事はしなかったがな……そして供物だけならまだしも、あの男は気の弱い村人を脅しながら「少しでも龍神様と村のために役立て」と無理に押し立て、その者たちが懸命に絞り出した献金を自身の懐に入れていた。加えて、他の村々からの自身の株を上げるためにその供物や金を必要以上に絞り取り、横流ししていた。お前たちの言葉で言うと、所謂横領や賄賂とかいう物になるな』

 龍の語りを聞きながら、アルは幼き日に供物の儀式に両親と参加した時の事をぼんやりと思い出した。

 幼すぎて微かな記憶しかないが、あの時に捧げられていた食べ物や酒はみな揃いも揃って見事な出来だったと両親が褒めちぎっていた事は記憶の端に残されている。

 自身の富と名誉のために、村長はあれらをすべて奪い、挙げ句の果てには媚を売るためだけに外部へと横流しをするだけでなく、立場が弱く逆らえない村人を脅すなぞ、あまりにも人間として穢らわしい。

 そして、その後の龍の語りでアルの村長への怒りは更に押さえられない程に膨れ上がるのであった。

『そしてとある日。お前の父親が外でのクエストを終えて帰宅していた道中、たまたま村長が他の村の長へ供物や献金を横流ししている所を見つけたのだ』

 父親、という言葉に、アルはハッと目を見開いた。

 ここから先の話は、ついに長年知り得なかった両親の死の真相だ。

 一言も聞き捨ててはならないと、アルは鼓膜に全神経を集中させる。

『正義感の強かったお前の父親は、その場で村長に詰め寄った。そして「村に帰ったら、この事を村人全員に知らせる」とも言った。それを危惧した村長はすぐ近くにあったギルドに向かい、そこで良い値を支払って選りすぐりの剣士たちを雇った。そして帰宅してすぐにお前の母親と村長の悪事について父親が話し合っている中へ、その剣士たちを……』

 聞き捨ててはならないと研ぎ澄ましていたはずの神経が凄惨な話で刺激されたのか、途端にアルの視界がくらくらと揺れ始める。

 その先は言われなくても容易に想像がついた。

 あの時見た、ズタズタに引き裂かれた無惨な姿の両親がまるで今目の前に現れたかのように錯覚してしまう。

 そして、かつてレオが抱いた「龍に殺されたのなら、母親の遺体になぜ凌辱の痕があったのか」という疑問も一気に晴れていく。

 村長が雇ったという剣士たちが、惨殺のついでに欲情を晴らしたのだ。

「うっ……ぅえっ……!」

 その光景を想像してしまい、アルは堪えきれずにその場で勢いよく嘔吐をしてしまう。

 ビチャビチャと吐瀉物が緑色の地面を濡らし、独特な臭いが辺りに充満するが、そんな事を気にする余裕など全くない。

 残留物から胃液に至るまですべてを吐き尽くすアルの様を、龍はいまだ凪いだ瞳で見るだけである。

 しばらくしてアルの呼吸も落ち着いてきたのを見計らい、龍は最後に小さく呟いた。

『……後はお前も知っての通りだ。お前はあの時、たまたま家の中にいなかったから辛うじて命が助かった。あの男の腹の中はドス黒くて、本当に見れた物ではない』

 龍が長い語りを終え、しばしの沈黙が訪れる。

 長くも短くも感じるその静かな時間に終わりを告げたのは、絞り出すかのように小さく疑問を龍へとぶつけるアル自身であった。

「……お前は、何でその事を知ってるんだ? この結界から出られないのに……」

『……私たち神々には、この世のすべてを見通す事ができる千里眼が生まれながらにして備わっているのは、お前も知っているだろう。この国の民全員の事情なぞ、常に把握する事くらい容易い。故に、お前とレオとの間に起こった出来事もすべて把握している』

 先人たちからの言い伝えである、自然を司る神たちにはこの世のすべてを見通す事ができるという千里眼を携えているという話は誰もが知っている。

 それを理解していない程、アルは馬鹿ではなかった。ただ、目先の復讐に捕らわれてそれを今の今まで記憶の片隅に追いやっていたのだ。

 それ故に、また別の形で燻る怒りの炎を押さえる事ができず、勢いのままに龍へと怒声を浴びせる。

「なら何で、俺の両親があんな酷い目にあってるのに助けてくれなかったんだ! なんで本当の事を俺に、皆に伝えてくれなかったんだ! 神なら、人間の命くらい簡単に救えるだろ!?」

 アルの悲痛なその問いに、龍は呆れたとばかりにため息を一つ溢してから凪いだ声で答えを紡ぐ。

『……今この時も、幾人もの人々がその尊い命を終えている。そのような者たちを一人ひとり救うなぞ、いくら魔力を携えていたってできはしない。そして人の命は皆平等。お前の両親の命だけを救うのは、不平等に値する。そして個々の人間同士の争い事に我々が干渉していては、それも不平等に値する。まあそもそもこの結界から私は出られないから、どうにもできんが』

「……よく言うよな。お前はレオさんから血を分け与えてもらってのうのうと生き延びてる癖に」

 唾を吐き捨てるかのように悔しさを滲ませた声色でアルがそう呟くや否や、先ほどまで穏やかな様子であった龍の表情がたちまち怒りを含んだ物へと変貌していくのが見て取れた。

 垂れがちだった青い瞳は吊り上がり、大きく鋭い牙を剥き出しにして喉からグルグルと威嚇の声を上げ出すその様は、まさしく神に相応しい威厳を携えている。

 その迫力に、さすがのアルも押し黙る他なかった。

『……戯け。今まで私たち神がどれだけお前たち人間に力を貸してやったと思っている。思い上がりも甚だしい』

 龍の恐ろしさに思わず後退りするアルを軽蔑の目で見ながら龍がそう呟けば、それに呼応するかのように周りの木々や草がざわざわと風に乗せられ蠢き出す。

 匂い立つ緑の香りが鼻腔を掠めるのをどこか他人事のように感じつつ、アルは呆然として身体から力が抜けていくのに身を任せる。

 そのままがくりと地面に膝をつき、頭を土に擦り付けて項垂れる他ない。

「……今まで俺がしてきた事って、全部無意味だったのかよ」

 ぽつり。すべてを諦めたかのような色を帯びるその声色は、切なくも静かに木々の間に木霊する。

「全部全部、龍を殺すためだけにやってきた事なのに……! クソが……クソがっ!!」

 吐き捨てるかのように叫びながら、アルはただ我武者羅に草を鷲掴んで悔しさを滲ませた。

 気づかぬうちにアルの瞳から溢れていた一筋の涙が土を濡らす光景を見やりながら、龍は諭すかのような声色でアルに語りかける。

『……しかし、その人生を経てきたからこそ、お前はレオと出会えたのではないか?』

「……!」

 龍のその言葉に、アルははっと伏せていた顔を上げた。

 確かに、壮絶なるこの人生を歩んで来なければ、こうして最愛の人と巡り会う未来などあるはずがなかった。

 己が歩んできた軌跡は、すべてレオと出会うための宿命だったとでも言うのか。

 様々な思いが交差しつつ漆黒の瞳が大きく見開かれて己を見つめてくる様に、龍の表情が幾分か優しげに変化する。

『レオはお前が去った後、とても苦しんでいたぞ。「自分がすべて悪い」と、毎日のように呟いては夜な夜な寝床で踞り、泣いていた……ああ、確か私にも「好きな人が、自分を忘れて幸せになれるなら、自分にとってもそれが一番幸せな事」だとか言っていた……あの子は優しすぎるんだ。自己犠牲を厭わず、常に他者のためにあろうと見返りを求めず、私にもお前にも健気に尽くそうとしてくれる……』

 龍の言葉に、アルはギュッと握り拳を作って内に滲んだ悔しさが沸き上がるのに耐える。

 その悔しさは、紛れもなくアル自身へと向けた物だ。

 自分ばかりが辛い思いをしていると甚だしく考えていたが、野蛮な男たち相手に身体を売り、周りには馬鹿にされ続け、道具のように扱われてきたレオの方こそが辛い思いを抱き続けてきたのではないのか。

 そして、拒絶されてもなおずっとアルの事を慕い続けていてくれる。それどころか、アルの事も含めてすべて自身が悪いなどと本気で思い込み、ずっと自分自身を追い詰め続けている。

『……あの子は、本当にお前の事を愛している。それ故に、私との事を言い出せずにずっと苦しんでいた。あの子には、幸せになってほしいのだがな』

 幸せになってほしい。

 苦しまないでほしい。

 自分を大切にしてほしい。

 それらの願いはアルにとって、生命をかけてでもなお成し遂げたい事である。

 レオの心情をすべて知った今、アルがすべき事は一つ。

「……レオさんに、謝らなくちゃ」

 流れる涙を拭いながら立ち上がれば、もうそこには運命に迷う青年はいなかった。

 そこにいるのは、運命に抗ってでも好きな人をまたこの手にしようと決意を固めた一人の若者だけだ。

 アルの精悍に戻ったその表情を見ながら満足そうにため息をついた龍であったが、突如として驚いたかのように息を詰まらせると、アルに対して口を開いた。

『……おい若造。先ほども言ったが、我々神々はいちいち個々の人間同士の争い事に干渉はしない。故に、今から話す事はあくまでも私の独り言だ。聞き流すくらいに留めておく事だな』

「……え?」

 何事かとアルが龍を見上げた瞬間、龍の次の言葉でアルの背は電流が流されたかのような衝撃を受ける事となる。

『レオが、村長の屋敷に囚われている。命が危ういかもしれん』

「……!」

 龍の言葉が言い終わるか言い終わらないか。

 気づけばアルはその場から駆け出し、洞窟を抜けようと全速力で駆け抜けていた。

 レオの健気で儚い思いを知ってしまった今、彼に何かあればと思うと背筋がゾッと氷る。

 激しい息切れをしながらも、アルはただ真っ直ぐに村長の館へと走り続けるのであった。

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