第11話
幼馴染の目には光が宿ってない。
「何があったの?まや?」
真川さんもその恐ろしさが伝わる程だった。
「おっ!未来くん来てるじゃないか!」
教室に入って来た男は、真川さんに聞いた貴族になった川上さんだ。そのまま俺の方に向かってくる。
「・・・未来、まき」
「・・・お・・・おはよう」
俺はこの男には無視され続けて、悪口を言われる。
「これからは貴族同士仲良くしようぜ」
「うん。」
「君も昨日はしたのかい?」
「・・・っ!」
真川さんは川上さんを睨む。
「・・・それってどう言う意味で??」
「もちろん」
そしてもう一人別の色の首輪した長崎さんが入ってくる。
真川さんは吐いた。
「・・・」
危なかった。思わず大丈夫?と言うところだった。万が一無視とかか電撃繋がる所だった。
「まき・・・まき」
平井さんが背中をさする。
クラスメイトの他の子が吐いた所を処理してくれている。と言うか対応がはやい。きっと何度かその光景に耐えられなかったんだろう。
もしかして、真川さんが言ってた思い出したくないことだったのか
そして、
「お前も今までのせめても償いでいいこと教えてるやるぜ、」
俺に向かって川上さんが言う。
「この女」
川上さんは長崎さんを触らながら
「俺の命令に意地でも無視しようとして、電撃を繰り返しあびされても無視して最終的に俺を襲うとしたんだ。そしたら、この首輪から変なのが出て来てな」
俺は辺を見る。
みんなとても険しい顔をしている。中には真川さんのように吐いてる人も
「辞めてください。情報ありがとうございます。でもそれ以上は言わなくていいです。」
「おー、ここからいい情報なのに、まぁいいかとりあえずこれから仲良くしようぜ」
本当に何をされてしまったんだ。やばい、俺もすごく具合が悪い。
真川さんは泣きながら今の光景を受け入れらないようにしている。
真川さんは基本的にみんなと仲が良く、長崎さんとも仲が良かった。
「まち(長崎)まち」
平井さん既に席に戻っている。平井さんも貴族を敵に回したくないんだ。
クラスの貴族と奴隷以外、みんな下を向いて座っている。
「真川さん・・・ごめん」
俺が代わりに真川さんの背中をさする。
「いえ、ありがとうございます。出来ればこのまましばらくお願いします。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます